絶叫の騎士
シーエムズ サンライズメカアクションシリーズ
「装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語」より テスタロッサ
さて、今回は多分コイツが出る事を祈ってシーエムズにお布施し続けていた人も多いでしょう。そう、「青の騎士」最強ATにしてもっともATらしからぬAT、ベルゼルガSSS-Xことテスタロッサですよ。いや〜、こんなキワモノまで完成品トイとしてリリースされる今の世とは…なんと、なんと素晴らしい世なのでしょう!!実の所本家「ボトムズ」より「青の騎士」のファンだったりする私にとっても待ちに待ったアイテムです。かなり高額ですが、許せてしまえます。
さぁ、このテスタロッサのカッコ良さに活目せよ!!

前から
コイツの正式名称は「ATM−FX∞ ベルゼルガSSS-X」で、テスタロッサというのは特徴的な頭部の赤い羽根飾りから名付けられた愛称です。SSS−XとはSky、Sea、Space全てを制する機体、という意味なんだそうです。フィギュア本体の大きさはこれまでリリースされた「青の騎士」シリーズの中でも一際大きく18cm程ありまして、他の機体と並べるとスケール的に違和感がありますが、迫力は充分です。ただ、ややプロポーションは細めになっている気がします。
テスタロッサのデザインを手掛けたのは藤田氏ですが、デザイン設定は結構いい加減だった(詳しくは
下等製作所さんの記事参照)みたいですが、このカッコ良さは格別です。個人的に藤田氏のデザインは好きなものが少ないのですが、コイツだけは別格です。テスタロッサと言えば、ホビージャパンの別冊特集にも出ているマックスファクトリーのガレキが有名ですが、その製作記事もかなりアレでしたからね。

後ろから
「青の騎士」の後半2冊に対し一部の「ボトムズ」ファンが否定的なのは、物語自体の暴走っぷりもそうですが、後半に登場した新型ATのメチャクチャさも原因の一端でしょう。テスタロッサ然り、レグジオネータ然り…って、レグジオネータはATじゃないんですが。まぁ、確かに私もテスタロッサの開発テストでテスタロッサのあまりの強烈な加速力に耐え切れずパイロットが負傷してしまったり、異文明の次元航行ユニットであるキューブの力を得たパイルバンカーを地面に突き刺すと地割れが起きて数百の敵ATを壊滅…なんてのはトンデモだと感じましたけどね、ええ。
テレビでは基本的にATは地べたをローラーダッシュで走り回るだけでしたが、テスタロッサは背中や脚部にスラスターを配しておりまして、飛行能力まで持っています。まぁ、ミノフスキークラフトだのテスラドライブだの、装備すればどんなメカでも空飛べちゃう、という奴よりはまだ「ボトムズ」かな?とは思います。

コックピット
何時もどおり、コッコピットのハッチは開閉。パイロットフィギュアも付属します。
カラミティドッグセット以降、パイロットフィギュアが付属する様になりましたが、やっぱりATの様にさほど大きくないメカニックの場合はコックピット再現するならパイロットは必須だと思います。
…まぁ、出来の方はアレなのですが。(苦笑)
勿論、シリーズ共通のフォーマットである降着ポーズも可能なのですが、破損するのが怖いので写真は無し。(笑)

パイルバンカー
ゼルベリオスでは端折られていた槍の伸縮は今回可能です。もっともちょっと伸びる、という程度ですが、コレがあるとないとでは大違いですからね。
肩にボールジョイントにて固定され、割とフレキシブルに動いてくれます。

左腕グレネードランチャー
原作では使っていない…というか、原作ではマシンガンすら使ってませんが、設定にある2連装のグレネードランチャーも差し替えにて再現しています。いつものシーエムズなら知らん顔してそうな部分ですが、エライ!!
ゼルベリオスの時は手首の間接を差し替えようとしたら間接が折れた、なんて話を良く聞きましたが、今回はそんな事もありません。ただ、相変わらず関節強度には割と無頓着なのがこのシリーズの基本なので、あんまりムチャな動きをさせるのはタブー。後、肘関節の構造が簡単過ぎる事もあって、よく外れます。

ケインフィギュア
このフィギュア、写真の様に劇中同様の左手にフック、右足に義足というスタイルに差し替えられます。
…ムダに凝っていますが、この時の壮絶な生き方を魅せるケインのファンも多いのでファンとしては嬉しいギミックですね。よく分かってます。

アクション
関節の可動範囲は総じて狭く、一般的なアクションフィギュア以下です。
ただ、シーエムズ伝統の不安な関節強度ら大きさ、デザインの複雑さからしてみればあんまり気にならない所。派手なポーズをとらせるメカじゃありませんからね。
ただ気になるのが右手のマシンガン。ロングバレルな上マガジンがプルバックタイプになっているのでこのフィギュアの可動範囲&デザインですと、脇に挟んで構える様なポーズは取れません。バズーカみたいに肩に担ごうにもマガジンが思いの外邪魔で…。基本は上の写真の様な持ち方をさせるのがベターですね。
以下、テスタロッサのカッコヨイ所。

右手に配された突起付きのアームシールドが軍開発の新型機であるにも関わらずバトリングATっぽさをかもち出している点。
やはりテスタロッサのパイロットは「青の騎士」以外いないのです。

頭部の赤い羽根飾りとセクシーなうなじ。
ゼルベリオスからの流れを感じさせる左肩も印象的です。

踝辺りまで持ち上がった状態のローラーと、脹脛から張り出したスラスター。
ATらしい装備を埋没させ、ATらしからぬ装備を露出させているのがなんともテスタロッサらしいです。
さ、どうです?かなりマイナーなメカですが、個人的には架空世界で活躍した全ロボット&メカニックの中でもトップクラスに好きなデザインのメカなのです。
テスタロッサはATらしくなくて良いのです。それが魅力なのです!!(断言)
戻る